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ヒゲ

取り立てて面白きこともなく
起伏の無い日々を送る凡夫なれども
何か書かなければという衝動に駆られて。


早いもので、なかなか「いい歳」になってしまったものだと思う。
このぐらいの年齢になれば、老化の一つや二つ表れるものかと考えていたが、
毎日鏡を凝視してみても、なかなかどうして変化がない。

自分の顔は四六時中目に入るので、単に変化に気付かないだけなのかも知れないが、
学生時代の同窓などと再会しても、大抵「変わらないね」と言われるので、
本当に変わっていないのだと思いたい。

これは、私が同年代の方々が大方経験しているような、
心労の伴うあれこれに一切関与せずに生きてきたからでもあろうし、
もともと老け顔だったせいでもあろう。

ただ、一つだけ歳を重ねるとともに顕著になってきてしまったものがある。

ヒゲが濃くなったのだ。

ヒゲが濃いといっても、
鍾馗様のような立派な髭が生えるのならまだ良いのだが、
私のヒゲは細くてうすいので、伸ばしても貧相な針金が顔面から突き出るだけなのだ。
そういったヒゲが、夕飯頃にもなると頬のあたりからツプツプと芽を出し始める。
もともと頬がこけているので、無精髭によって彩られたグラデーションによって
私の人相は甚だ不健康なものになる。
この部分のヒゲは剃っても剃っても綺麗に剃り切れないもので、
最近の私を非常に悩ませている。

ヒゲが濃いといえば、
西武ライオンズの炭谷銀仁朗捕手。
彼もヒゲが濃い。
いつ剃っているのか知らないが、
野球の試合は3時間以上の長丁場である。
たまに試合後にヒーローインタビューなどを受けていると、
顔の下半分が青々としているのがよく目につく。

彼と私はほとんど同年代である。
彼が高卒でプロ入りした時から、私は彼のことを知っていた。
昔はそれほどヒゲの濃い印象はなかったから、
彼もまた、私と同じように「いい歳」になってしまったために、
ヒゲも濃くなったのだろうか。

彼はプロ入り一年目の開幕試合に先発捕手として出場、
数日後には一試合二本塁打を放ち、スーパールーキーともてはやされた。
その後は紆余曲折ありながらも西武ライオンズの正捕手に成長するが、
正直言ってルーキー時代の期待値を上回るような活躍はできていない。
とにかく打撃が悪いのである。

ではなぜ彼が西武ライオンズの正捕手たり得ているかといえば、
それは守備力と、故障しない体の頑丈さと、
そして何より投手陣からの人望が厚いからである。

野球という競技は、一にも二にも投手によって試合が展開されるものであるから、
投手が「この捕手が投げやすい」という態度を表明してしまうと、
その意見を取り下げて他の捕手を起用することが難しいのだ。

炭谷銀仁朗はなにせ正捕手であった時期が長いので、
同僚投手のマウンドでの機微などをよく心得ている。
だから彼らを投げやすくする心得などはよく知っているし、
バッテリー間の信頼関係も築かれていくのだ。
色々な意味で、記録に残らない部分で試合に出ている男である。

しかし、近年になって同じ人望型の捕手で岡田雅利という男が台頭してきてしまったので、
にわかに炭谷銀仁朗の地位が脅かされ始めている。
これでようやく尻に火が付いたのか、今年の炭谷銀仁朗は二割五分も打った。
だがこれとして安心できるような数字ではない。
さらに下の世代には森友哉も控えており、こちらは打撃力ではすでに鶴雀の差をつけられている。

炭谷銀仁朗

ライオンズの正捕手として君臨しながらも、
今一つ殻を破れずに、
台頭する後輩捕手の脅威と戦いながら、
毎年厳しい競技の世界を戦い抜いて、
もうそろそろプロ生活の折り返し地点を曲がろうとしている。

同世代の俺は、
特に何と戦うでもなく、
何をするべきなのかも分かっていない。

頬を撫でて
ざらついた触感に思いをはせる。
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