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【雑感】古代中国人の話し方

ふと思ったことを

創作上の表現とリアルについて

拙者、下手の横好きながら
格闘技やってたもんだから、
映画とかマンガでの格闘描写に
ついつい「リアル目線」を入れちゃうのよね

「その角度じゃ首締まらないよね・・・」
とか
「そこ殴ってもそういう効き方しないよね・・・」
とか

まあ、こういうの気にするのは俺みたいに
だいたい自分は弱いくせに経験があるってだけで
一丁前の態度とってるやつぐらいだと思うけど

ただ
どんなにその作品に没頭してても
そういうツッコミどころがでてくると
どうしても上に書いたみたいな
下らない「リアル雑念」が頭に浮かんでしまうのです

インターネットのオタクたちに有名なので
「弓道警察」ってのがあるよね

俺は弓道知らねーから詳しく分からないけど
アニメやマンガで弓道のシーンがあると
弓の持ち方だとか引き方だとかに
事細かくイチャモンつけてくる人が多いんだって

くだらねーなぁ…
って思ったりもするけど

だけど、やっぱ弓道経験者からしたら
気になっちゃうんだろうなぁとも思う

まあ
それを大声で喚き散らして批判するのは
どうなんだいと思うけど
そうじゃなくても
そういうシーンが出てきた瞬間
「あ、ここ違う・・・」
って思って作品に入り込めなくなることは
あるのかも知れない…
弓道に限ったことじゃなく、ね


そんなことを考えながら
俺のマンガのことを思い返してみた

俺のマンガ
季布がコートみたいなの着てるし
髪型がおかしい人ばっかりだし
全然古代中国感でてないけど
一応辻褄合わせはできるようにしてるのよ!
もちろん「自分なりに」だから
自己満足には変わりないんだけど…

自己満足のひとつとして
「話し方が現代風」ってのがありますよね

最近はあんまり言われないけど
「古代中国の人がカタカナ喋ってる!」
みたいなコメントたまに頂きました

なんというか
こういうコメントを下さる方の頭のなかには
古代中国の人は日本の時代劇みたいな
ゴザル口調で喋るもんだという先入観みたいなのがあるんだと思うんですが

私がブロークンな口調で登場人物に会話させるのは
そういうのへのアンチテーゼみたいなのもあるんです

だって彼らは古代中国人ですよ?
リアルに考えるなら
現代日本人たる我々には解読不能な言葉をベラベラ喋ってたハズで
なんで日本の江戸時代っぽい喋り方をさせにゃならんのだ?
そりゃ日本の戦国武将が「ピンチだ!」とか言ったら変だけど
項羽も劉邦も「ピンチだ!」とは言わなかっただろうけど
「危機でござる!」とも言わなかっただろ!
きっと「ニーダチンチン・ウォー・マンマン!」みたいな感じの謎の言葉を発してたハズなんだよ!

彼らは自分たちが古臭い言葉使いをしていたなんて思ってないハズ!
だから私は現代日本人の使う言葉遣いを彼らに話させてるのです!!


っていう個人的なこだわりがあったんだけど

最近になって思うのは
「古代中国の人は時代劇っぽく喋る」
という世界観がある人がこのマンガを読んだら
カタカナのセリフが出てきた時点で
もう作品に入り込めなくなっちゃうんじゃないかなぁ
ってことなんですよね

私は自分のやりたいことをマンガにブチ込んでるので
別に今更口調を改めようとも思わないけど
この話し方のせいで読んでくれない方が出てしまうのは
それはそれで残念だな…と

まあこれは弓の持ち方と違って
分かりやすい正解例ってのがないから
これ以上話を掘り下げることもしないけど

なんていうのかな
自分の信念に基づいてやってきたことではあるけど
「万人受け」するのはやっぱり時代劇風だったりしたのかな
なんて思ったりもする

ただまあ
何度も言ってるけど
俺はこのマンガを昔の人の時代劇として描くんではなく
彼らの生きていた時代が彼らにとっての現代だったっていう
そういうスタンスで描いていきたいと思ってるから
どうしても時代劇風にはできんのですわ

うーん
これもまた一種のリアルめくら

いつものことながら考えがまったくまとまりそうにないので
これにて終了でござる!


(追記)
色々ウダウダ言いましたが
もし「カンニング・スタンツ」で
「弓の引き方が違う」だとか「この時代の○○はこういう形です」みたいな
ツッコミがあれば遠慮なく言って頂きたいです
普通に勉強になるので・・・

ただ、その時はできればソースも一緒に持ってきて頂けると…
お好み焼きが美味しく食べられる気がします…

拙者も歴史を嗜む者の末席として
どんなものでも安易に信じず
まずは疑ってかかる習性がありますれば…
何卒宜しくでござる…


(追追記)
前回の記事にコメントして下さった方、大変ありがとうございました!
とても嬉しかったです。頑張りますので今後とも宜しくお願い致しますm(_ _)m
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