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さようなら渡辺久信監督&お久しぶり伊原春樹監督

ご存知の通り(?)私は生粋の西武ライオンズファンでして
今回はそれに関することをダラダラ書かせていただきます。


本日、渡辺久信監督の辞任が発表されました。
本人には去年辞任の意向があったところを、
球団側が要請してもう一年やらせたようですし、
そんなわけで今年退任しそうな雰囲気は感じていました。


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今季は最終的には二位。
去年も最終的には二位、
一昨年は最終的に三位で、
成績だけみると優秀。

ただ、年間を通して試合を見てみれば分かるのですが
一昨年も去年も今年も好不調の差が激しすぎました。

今年だって滑り込みで二位にはなりましたが
シーズン終盤までBクラスを覚悟していましたからね・・・。
毎年好調時の勢いを活かしてAクラスにはなっていましたが
チーム自体の実力は他のチームに差をつけたとは
言い難いところがありました。

今回もそうでしたが、
CSで日本シリーズまで進出できなかったのも
やはりチームとしての強さが足りなかったからだと感じています。

2位という好成績をおさめながら
渡辺監督が辞任を決意したのも、
そういう点に責任を感じたからかもしれません。
(本人コメントでは、楽天の優勝を見た時点=まだBクラスだった時期に辞任を決めたようではありますが・・・)

もちろん、激務の監督職を六年間も続けて、
心身ともに休息が必要になった・・・
というのが一番の辞任理由ではあるでしょう。

ファンですら
心臓が破裂しそうな試合の
多いことで有名な西武野球を
一番間近で指揮し続けてきたのです。
本当にお疲れ様でした。


六年というのは本当に長い期間です。
私が大学生になって、卒業してニートになって社会人になっても
ずっと西武の監督は渡辺監督でした。

前任の伊東監督(現ロッテ監督)が、
球団側の不祥事もあってBクラスで退任した後、
二軍監督だった渡辺監督が昇格したとき
当時の私はかなり不安でした(笑)

なぜなら、渡辺久信といえば
現役時代から「細かいことは知らねぇ!」と
言わんばかりのパワーピッチャーで、
(正直、現役時代は幼かったのであんまり覚えてませんが、イメージで)

現役引退後も明るいキャラクターを活かした
バラエティ方向での活躍が多かったように感じていたからです。
(繰り返しますが、私の勝手なイメージです)


前前前任の東尾監督は豪快かつ奔放な人でしたが
それでも現役時代は打者との駆け引きを信条に、
西鉄から西武までエースを務めた200勝投手でしたし、

前前任の伊原監督は緻密な黄金期西武野球を
裏から支えた名コーチ上がりで、
本人も厳格かつ野球の鬼みたいな男、

前任の伊東監督は西武球場の電光掲示板に
「伊東」の文字が焼きつくような
レジェンド捕手で、誰もが認める知能派でした。

そういった方々に比べて
渡辺監督は・・・
失礼な言い方ですが、
あまり監督向きに感じられませんでした。

しかも監督昇格とともにデーブ大久保氏を
コーチに招聘したと聞いて、
「今年もダメかなあ・・・」と
不安・・・というよりも絶望を感じたのを
よく覚えています(笑)

というのも、大久保コーチは解説者時代から
奔放でちょっと器量の小ささを感じさせるような発言が多く、
西武OBでありながら
自身が活躍できた巨人を贔屓するようなところもあって
あんまり好きな人物ではなかったからです。

ところが、
そんな不安を感じさせながらスタートした2008シーズン
西武は好調打撃陣を軸にリーグ優勝を果たし、
CSを勝ち上がった日本シリーズでも
巨人相手に歴史的熱闘を繰り広げ、
フルセットの末日本一となってしまったのです。

今でもあのシリーズの感動は忘れません。

その後のシーズンで
なかなか勝てなかった時期もありましたが、
それでも渡辺監督を嫌いになれなかったのは
あの日本一があったからなのは間違いありません。

(なお、大久保コーチはやっぱりちょっと問題も多い方で、
楽天に移籍した現在でも良くない評判を聞きますが・・・)


「渡辺監督を嫌いになれなかった」
といいましたが、
成績面を差し引いて考えても
渡辺監督の監督としての一番の魅力は
こういう人徳のあるところだったと思います。

一般的に、チームに不調が続くと
それまで温厚で「名将」などと
言われていた監督であっても
途端に険悪な雰囲気になって
マスコミに邪険な態度をとったりする方も
少なくありません。

ただ、私の記憶の限りでは
渡辺監督はそういった言動をとることもなく
はらわたが煮えくり返っているであろう敗戦の後でも、
表向きは真摯な態度で敗戦の弁を語っていました。

時には厳しい言葉や態度を
選手にぶつけることもありましたが、
基本的には選手を信頼して
その上で作戦を立てるタイプの指揮官でした。

そのため渡辺監督就任とともに
「埼玉西武ライオンズ」としてスタートした球団は
不調な時期でも本当に落ち込んでしまうことなく
その明るさのためか、ファンの声援も
年々増え続けているように感じられました。

黄金時代の再現を果たすことはかないませんでしたが
それでも新時代のライオンズの魅力を引き出してくれた
渡辺久信監督。
今は感謝と「お疲れ様でした」の気持ちしかありません。



さて、監督が退任しても野球は続いていきます。
ファンも引き続き応援を続けなければなりません。

来季の監督・・・つまり渡辺監督の後任は
伊原春樹氏に決定しているようです。

先ほども言及しましたが、
伊原監督は02,03シーズンにも西武の監督を務められており
西武の監督はこれで二回目ですね。

かつて
「俺にはライオンズブルーの血が流れている」
と豪語したほど西武愛の強い方ですが、
最近野球ファンになった方にとっては
巨人のコーチとして原監督を支えた姿が
印象に強いのではないでしょうか。

巨人時代もそうでしたが、
この人の目指す野球は
緻密で合理的で勝利至上主義の
まさに西武黄金時代の野球です。

渡辺監督のみせた
とにかく豪快で、
時にはセオリー無視で、
選手の心意気を重視した野球とは
かな~り方向性が違うと思います^^;


それと

とにかく厳格な熱血漢で
スター選手だった清原をぶん殴ったり
阪神コーチ時代にラフプレーをした元木を蹴り飛ばしたり
オリックス監督時代にKOされた川越をベンチで公開説教したり
相手チームのバレンタイン監督と試合中に大声で喧嘩しだしたり
・・・
様々な「短気」エピソードで知られる伊原監督は

プロ野球監督としては珍しいぐらい
温情と信頼の人だった渡辺監督とは

性格面でもかな~りの違いがあると思います^^;;

その辺りの
トップの「人間性」としての違いが
選手に悪い方向で影響してしまったら・・・

これが現在の西武ファンが抱く
共通の不安ではないでしょうか・・・?(笑)


ただし!

ちょっと偏屈な性格ではありますが

現代野球界に
伊原監督ほど野球の戦術面を熟知している人は
いない!!!

と言ってもいいんじゃないかなぁ・・・?
贔屓目に見過ぎですかね?(^_^;)

そう言いたくなるほど
伊原監督のキャリアは素晴らしいです。

戦術家としての伊原監督の偉業を
全て書いていけば山のような量になりますが
私が一番強く印象に残っているのは
やはり2002年のぶっちぎりのリーグ優勝ですね!

この年のシーズンは
伊原監督のやりたいことが
面白いように的中した一年でした。

当時はラビットボールの影響もあって
ホークスのダイハード打線や
近鉄いてまえ打線のような豪快野球に
守備型のチームだった西武は
(今では打撃型のチームですが)
苦渋を飲んできたのですが、

この年から指揮をとった伊原監督は
慣れ親しんだ三塁コーチャーから
積極的に作戦指示を飛ばして
それまで大胆な野球を続けていた他球団を
翻弄するわ翻弄するわ

最終的には球団最多勝利をあげて
ぶっちぎりのリーグ優勝を果たしました。


よく歴史や戦記モノの漫画や小説で
不遇な兵法の達人がひょんなことから一軍の将になって
天才的な奇策を連発して戦争に勝利する・・・
みたいなベタな展開がありますけど、

この年、人事のタイミングが合わずに
棚ボタで監督に昇格した伊原監督は
まさにそんな存在でした。

ただ、今でも悔しいのは
その後の日本シリーズで巨人に四連敗したこと・・・。

色々と要因はありましたが、
今から思えば完全に力負けでしたね。

伊原監督もファン同様・・・
いや
それ以上にあの時の雪辱を果たしたいと
思っているハズです。


渡辺監督のもとで豪快に成長した新戦力たちが
伊原監督の緻密な野球で勝利を目指す!!

・・・という展開になれば理想的ですわな^^;
そう良いことばかりはありゃしないですが(笑)


ちょっとお年を召されていますし(64歳)
前に言ったように
あくまで大将の器というよりは
有能な戦術家なので
それほど長く監督を務められるとは
思わないのですが、

もう一度巡ってきた
大好きな西武ライオンズの監督の座!

このチャンスを逃さずに
今度こそは完璧な日本一をつかみとってもらいたいです!!

期待しています!
獅子の魔術師!!!

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